私が妻のマンションに突撃した時、意外なほど落ち着いていました。こうなることを予期していたんでしょうね。

冷静に、淡々と、もう私とやり直す気はないと伝えられました。

私は聞かずにはおれませんでした。

何が不満なんだ!何が理由でこんなことに・・・。

 

遠因は結婚当初の出来ごとにありました。

結婚前、妻が私の実家にあいさつに来た時の事でした。私の家は房総半島の太平洋側の江戸時代には庄屋だった家柄なので、結婚となると親せきや地元の名士の方々が集まって、結婚前に、妻になる女性を見る、儀式みたいなものがありました。

それがまずイヤだったそうです。

1人1人にあいさつ。いかにも品定めをしているようにじろじろ見られて嫌でたまらなかった。

確かに、その後婚約を解消するとごねられましたので、相当嫌だったのだろうとは思っていましたが、20年以上たった今でも根に持つほどだったとは思いませんでした。

 

さらに、決定的だったのは、長男が生まれた時。長男が生まれて房総の家に挨拶に行ったら母(妻にとっては義母)に呼ばれ

これで晴れて吉野家の嫁ね

と言われて不思議に思い、私に質問したら、私が

お袋が席を入れて置いてくれたらしいよ。

の一言があったのだとか。

2年近くも内縁関係にさせられいたことがショックで、腹立たしくて。この時に、子どもが大きくなったら私と離婚しようと決意したとか。

そんなに怒っていたのか・・・。

結婚してすぐは何があるか分からないからと婚姻届けを出さず、ちゃんと夫婦としてやっていけるめどが立ってから初めて正式に書類を作る。田舎ではよくあった習慣だったのですが、確かに今の世の中では受け入れがたい女性蔑視の習慣なのでしょう。

でもそれほどとは。

 

結局、妻とは離婚しました。

証拠写真を見せるまでもなく、店長との浮気を認め、財産も要らない、親権も撮らない、という条件で合意しました。

 

とは言え、私が浮気相手である店長に、

慰謝料を300万円請求する。会社に内容証明を送り付ける。

と言ったら、思った以上に腰が引けてしまって、

奥さんとは別れるから許してください。

妻もこの一言で冷めてしまったようですが、それでも私との復縁は考えられないという事でしたので、合意した条件で離婚することになった次第です。